うつ状態で仕事や学校を休んでいても、自分の好きな活動の時は元気になります。
すなわち、「状況依存性」があるということです。状況によって好不調の差があるのです。ストレスがなく、安心して自分の世界にいるときには好きなことは楽しめます。気分や体調の変化では、従来型は時間や場所は関係なく継続して気分が落ち込みますが、新型は浮き沈みが激しくなっているのです。
食欲と睡眠は、従来型は味覚を感じなくなったり、食べる意欲がなくなるために食欲不審で体重が減り、不安や恐怖心が次から次へと湧いてくるために不眠になりますが、新型は食べることでストレスをごまかしたいのか、スナック菓子や甘いものを手元に置いて常に口を動かしている傾向にあります。
そのため体重が増える人が多いようです。睡眠は過眠気味になります。
逆に、仕事や勉学になるとうつが悪化する傾向があります。一見すると、怠けているように見られたり、未熟な性格のように思われたりしますが、そんな単純なものではありません。
また、「気分反応性」のため、嫌なことがあると、たちまち気分が落ち込んでしまうこともあるのです。
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